足和田村根場地区 土石流災害
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オウム真理教で有名になった上九一色村の東隣にあるのが足和田村(富士河口湖町)である。西湖の西側に根場集落、東側に西湖(にしのうみ)集落がある。現在の根場集落は富士山の溶岩流の末端付近に位置しているが、もともとはその北側に広がる谷間に立地していた。
1966(昭和41)年、9月25日夜半、台風26号の豪雨によって土石流が発生し、西湖31名(地区住民474名)、根場62名(地区住民218名)の犠牲者を出す大災害となった。根場地区は谷間に流れ込む西入沢、本沢川、東入沢の3支川のうち、本沢川の扇状地上に集落が発達していたが、本沢川で土石流が発生したため、総戸数41戸中32戸が全壊、5戸が半壊し、側面にあった4戸だけがかろうじて被害をまぬがれた。西湖、根場地区ともに、扇状地部に発達した集落が被災した例であるが、より被害が大きかった根場地区はその場での再建をあきらめ、対岸に集団移転したのである。
  
位置図 国土地理院
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空中写真:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省
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