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 大規模崩壊(巨大崩壊がもたらした地形変化)
 
日本には火山や破砕帯などに由来する脆弱な地質からなる山地が多い。このような地域では地震や火山噴火、大雨などを誘因として大規模崩壊が発生することがある。大規模崩壊とはおおむね107m3以上の崩壊土砂をもたらしたものを言うことが多い。日本の代表的な大規模崩壊を見てみよう。

※本サイトで使用している空中写真は以下のものを利用して作成したものである。
 国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省
なお、大サイズの立体写真を見るためにはJAVAの環境が必要である。
     

 ■大谷崩れ(安倍川上流)

 ■七面山崩れ(身延山) 

 ■稗田山(姫川水系浦川) 

 ■鳶崩れ(立山カルデラ)

 ■大沢崩れ(富士山)

 ■磐梯山大崩壊(磐梯山)

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大規模崩壊のインデックス
 

■大谷崩れ

静岡県安倍川上流の大谷崩れ。宝永四年(1707)の大地震で崩壊したが、地質条件が悪く、現在でも荒廃が続いている。(本文参照)

  
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大谷崩れ

■七面山崩れ 

早川右支、春木川流域の左岸斜面に形成されている大崩壊地。早川流域では春木川や雨畑川流域に、このような大規模崩壊がいくつか見られる。いずれも大谷崩れと同じような地質条件のため、地震などをきっかけに大きく崩れたあと、回復が遅れているものである。 (拡大版
(本文参照)
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七面山崩れ

■稗田山崩れ(浦川) 

姫川水系左支、浦川流域の右岸側斜面に見られる大崩壊地。明治44年(1911)8月8日に、突如、大崩壊を起こし、姫川合流点まで土砂を流出して姫川を塞き止め、天然ダムを形成した。その後、決壊して大洪水を起こし、流域に大きな被害を与えた。軟弱な火山性地質に由来する大崩壊である。(本文参照)
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稗田山崩壊(浦川)

■鳶崩れ 

1858年4月9日(安政五年二月二十六日)の飛越地震により、常願寺川最上流、立山カルデラの鳶山付近に形成された大崩壊。(本文参照)

 

 
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鳶崩れ(立山カルデラ)

■大沢崩れ(富士山)

富士山の西側斜面に形成された開析谷である。谷頭は火口壁にまで迫っており、いずれ火口壁を穿つことになろう。
 (本文参照)
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大沢崩れ(富士山)

■磐梯山大崩壊(磐梯山)

1888年(明治22)の磐梯山噴火にともない、北側が大きく崩れて形成された。崩壊土砂は北麓の村々を埋没させ、河川を塞き止めた。(本文参照)
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磐梯崩れ(磐梯山)

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