沖積錐(松本盆地)
 
▲戻る
 
松本盆地東縁、犀川の右岸側に発達する河岸段丘上に、きれいな沖積錐が形成されている。沖積錐とは、土石流や土砂流によって渓口部に形成された小型でより扇面勾配が大きい扇状地のことを言うことが多い。ただし、「扇状地」は形態をさすものであり大きさの定義はないので、扇状地でも間違いではない。背後の流域を見ると、森林に覆われており、また、沖積錐上の土地利用も進んでいるため、「現成」とは言い難い。また、沖積錐の体積と、後背渓流の流域面積をみると、面積に対する沖積錐の体積が非常に大きいことがわかる。おそらく、より土砂生産が活発であった古い時代に形成されたものと考えられる。
  
位置図 国土地理院
Google Map
関連サイト
 
■閉じる
 
この頁は「StereoPhotomaker」を利用して作成しました。
※この頁を見るためにはJAVAが必要です。
空中写真:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省
■閉じる