本島南部のメサ地形(沖縄県佐敷町)
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メサである。サメではない。メサってなんだ。なんでしょう。
メサとは水平に堆積した地層が地層の硬軟による差別侵食を受けて台地状の地形を呈したものである。例えば柔らかい地層の上に硬い地層が覆うと、キャップロックと呼ばれる構造が作られるが、これによって形成された台地などをメサと呼ぶ。沖縄本島南部の場合、琉球石灰岩と呼ばれる隆起珊瑚礁からなる堆積物が硬岩のあたり、その下位の島尻層群(泥岩)が軟岩にあたる。似たような地形にケスタという地形があるが、ケスタは、地層が緩やかに傾き、硬岩が突出して丘陵地となり、軟岩が侵食されて低地となった断面を有する地形である。なお、メサ台地が周りから侵食を受け、台地の高さより幅が狭くなったものをビュートとよぶ。西部劇に出てくる高い塔のような山がそれである。実物は見たことないけど。

  
位置図 国土地理院
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空中写真:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省
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